GⅢアーリントンカップ 予想

今週の重賞レース予想

今週は3歳マイル王決定戦、GⅠNHKマイルの関西でのステップレースであるGⅢアーリントンカップが行われます。

1着馬にはNHKマイルの優先出走権が与えられます。

さて、このレースの過去10年のデータから見える傾向、有力馬考察、最終結論と順を追って予想してまいりますので、お付き合いください。

アーリントンカップ2023 過去10年のデータから見える傾向

まずは、アーリントンカップ過去10年の単勝人気から見ていきます。

過去10年の勝馬の単勝人気は1番人気が7回とかなり信頼できる軸馬です。

後は4番人気、9番人気、12番人気と人気薄が勝っております。

馬券内に来た馬で広げてみていくと、面白い傾向が出ておりまして、通常馬券内に絡む単勝3番人気までの馬が、過去10年で2番人気が1回、3番人気が3回だけと1番人気に比べてかなり落ちます。

単勝1番人気から3番人気までの馬が馬券内で1頭も来なかったのが、3回。

単勝10番人気以下の馬が馬券内に飛び込んできたのが3回、内1回は、2019年で、12番人気イベリスが1着、7番人気カテドラルが2着、11番人気トオヤリトセイト3着と大荒れのケースが一回あります。(このときの馬連36,120円、3連複208,320円、3連単1,361,140円でした)

単勝1番人気は信頼できるが、2番人気、3番人気は頼りない。1番人気を中心に馬券を組みたい。

ちなみに馬連の万馬券は、2回。3連複の10万馬券は1回、3連単の100万馬券も1回のみで、この2019年が該当します。

前走を見ると勝馬の内、3頭がGⅠフューチャリティーステークス、GⅢシンザン記念、あとは1頭ずつでGⅢ共同通信杯、GⅡフィリーズレビュー、ジュニアカップ(オープン特别)、500万クラス(今のⅠ勝クラス)が各1頭ずつで、1600M戦を使った馬が8頭。これは信頼できるデータではないでしょうか?

過去10年の勝馬の内、前走1600M戦を使った馬が8頭。

馬券内の馬に広げても、1800Mから2000Mを使った馬は、4頭のみで、他は1400Mから1600Mの馬ばかり。

レースの格は同じ阪神芝マイルのGⅠフューチャリティーステークスを使った馬が5頭、シンザン記念が6頭と中心ですが、前走、未勝利戦でも突っ込んできているので、特に気にすることは無し。

ただし、格下レースである新馬戦、未勝利戦、1勝クラスから馬券内に来た馬9頭の内、8頭は前走勝利しています。

前走が格下条件(新馬・未勝利・1勝クラス)の場合は勝っていることが馬券内に来る条件。

このレース混合重賞なので、牡馬、牝馬の割合を見ていくと、勝馬は牡馬9頭、牝馬1頭であり、馬券内も2頭のみ。

混合重賞なので、牡馬が圧倒的に優位。牝馬は切っても良いくらい。

アーリントンカップ2023 有力馬考察

①ショーモン(鮫島)

全4走とも馬券内。2走前GⅡデイリー杯2歳ステークスを勝馬と0.3秒差、前走1勝クラス勝ち。

②ユリーシャ(松山)

3走前阪神芝マイル牝馬限定未勝利戦勝ち。前走中京芝マイルオープンクラス勝ち。

③シルバーデューク(池添)

未勝利戦勝ち後、GⅢサウジアラビアカップを勝馬と0.6秒差、GⅡデイリー杯2歳ステークスを勝馬と0.4秒差、GⅢ京成杯を勝馬と0.8秒差、前走1勝クラスを勝馬と0.2秒差。

⑤ナヴォーナ(川田)

東京芝マイル新馬戦、スローペースの中最速上がりで差し切り勝ち。

⑥オオバンブルマイ(武)

新馬戦、GⅡ京王杯2歳ステークスを連勝、GⅠフューチャリティーステークスを勝馬と0.6秒差。

⑦トーホウガレオン(岩田康)

全5走全て馬券内。阪神芝1800M未勝利勝ち、GⅢシンザン記念を勝馬と0.3秒差。

⑩スカイロケット(横山和)

全3走とも馬券内。未勝利戦、1勝クラスを連勝。

⑬ドクタードリトル(西村)

阪神芝1800M新馬戦をスローペースの中最速上がりで差し切り勝ち、その後1勝クラスは勝ちきれず、前走GⅢ毎日杯を勝馬と0.4秒差。

⑰ヤクシマ(ルメール)

新馬戦、スローペースの中最速上がりで差し切り勝ち。中京芝1400Mオープンクラスを勝馬と0.2秒差、GⅡ京王杯2歳ステークスを勝馬と0.4秒差、その後1勝クラスは勝ちきれず、前走東京芝1400Mオープンクラス勝ち。

⑱ティニア(荻野)

新馬戦勝ち、G1フューチャリティーステークスを勝馬と0.8秒差、中京芝マイル1勝クラスを逃げ切り勝ち。

アーリントンカップ2023 最終結論

ここで実績最上位はオオバンブルマイ。

ただし、GⅠフューチャリティーステークスからの休み明け、重賞を勝っているので、ここで出走権を獲りに行く必要が無く、先週のニュージーランドトロフィーでもGⅠ馬であるドルチェモアでも掲示板にも残らなかったので、安易に信頼は出来ない。

私の場合はワイド馬券が中心なので、ここは遠慮なく切りたい。

続くオープン勝馬のユリーシャは、牝馬であり、ここは軽視します。

もう1頭のヤクシマも1400M戦ばかりを使われ、レースっぷりを見ても、距離延長が良いとは言えないタイプ。

そしてデータにもある通りに、前走格下レースで勝ちきれない馬も切ります。(該当馬:シルバーデューク)

もうひとつの好走データに前走シンザン記念とありますが、桜花賞でも勝馬ライトクオンタム人気してましたが、当ブログ前回のWin5予想記事にも書いてある通り、シンザン記念はかなりの低レベルの重賞と認識しており、トーホウガレオンも切ります。

人気しているナヴォーナも、新馬戦勝ちだけで過剰人気していると見て馬券妙味無しで切ります。

重賞は好走しても1勝クラスを勝ちきれない馬は、相手なりに走る馬ということもあり信頼置けず切ります(該当馬:ドクタードリトル)

残った馬からピックアップしたいのは、まずはショーモン。

重賞好走後に、しっかり1勝クラスを勝ち上がっているし内枠に居るのは魅力。

残る1頭はスカイロケット。1400M戦しか使われてませんが、連勝し、今年好調の鞍上も魅力。

ティニアは大外枠で割引です。

(最終結論)

①ショーモン(鮫島)

⑩スカイロケット(横山和)

ワイド①-⑩

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