さて、今週も土曜日の重賞を予想していきます。
今週は、中山競馬場で伝統のGⅡ日経賞が開催されます。1着馬には天皇賞(春)の優先出走権が与えられるステップレース。
阪神競馬場では、GⅢ毎日杯が開催されます。特に皐月賞のステップレースでは無いですが、先週のフラワーカップ同様、ここの勝馬が皐月賞に登録することもあるレース。
今週土日はいずれも全国的に雨予想。
先週同様、重馬場想定での予想となります。
私の競馬の予想の軸は、「馬の格」と「展開の不利があった強い内容のレースをした馬」です。
詳細は下記の記事を参考に。
では、2重賞を過去10年のデータから見ていきます。
日経賞 過去10年のデータと傾向
一言で言うと、「堅い」重賞。
過去10年で単勝1番人気が、4勝。2番人気が1勝。3番人気が2勝。そして4番人気が3勝と単勝1番人気から4番人気までの馬が勝馬となっております。配当も3桁まで。
馬連で3桁決着が3回。万馬券は出ておりません。
3連複も3桁が1回。万馬券は4度ありますが、10万馬券は出ておりません。
3連単は10万馬券が2回。
馬券内に関しては、単勝1番人気から3番人気までが総崩れが2回のみ。
下位人気の馬が馬券内に飛び込んできたのは、9番人気が2回、10番人気が1回。
1番人気から4番人気までの決着が多い印象(4回)。
脚質は、先行が若干有利か…という程度。差し、追い込み決着は無いが、中山芝2500Mという特殊なコース形態も相まって捲くり馬が台頭してきますので、要注意です。
日経賞 有力馬 考察
アスクビクターモア(田辺)
言わずと知れた昨年菊花賞馬、GⅡ弥生賞勝ち、GⅠ皐月賞を勝馬と0.4秒差、同じくダービーを勝馬と0.3秒差、GⅡセントライト記念を勝馬と着差無し。
近5走、クラシック路線のトライアル、本番ばかりを走り、内4走を馬券内は堅実そのもの。
カントル(石橋)
3走前の3勝クラス新潟芝2000Mスローペースの流れを最速上がりで差し切り勝ち。2走前のGⅡアルゼンチン共和国杯を勝馬と0.2秒差。
キングオブドラゴン(松岡)
2走前のGⅡ日経新春杯を勝馬と0.1秒差。
タイトルホルダー(横山和)
GⅡ日経賞、GⅠ天皇賞(春)GⅠ宝塚記念を3連勝。宝塚記念は、前崩れの展開を先行してレコード勝ち。海外遠征の凱旋門賞、GⅠ有馬記念を大敗。
ディアスティマ(北村)
GⅡステイヤーズステークスを勝馬と0.9秒差、GⅡ京都大賞典を勝馬と0.8秒差。
ヒートオンビート(池添)
近5走の内、3回馬券内。GⅡ日経賞、スローペースを最速上がりで勝馬と0.1秒差。天皇賞(春)は大敗。GⅢ七夕賞を勝馬と0.4秒差、GⅢ新潟記念を勝馬と0.6秒差、GⅡアルゼンチン共和国杯を勝馬と0.2秒差。
ボッケリーニ(浜中)
近5走の内、3回馬券内。日経賞、スローペースを最速上がりで勝馬と0.1秒差。GⅡ目黒記念勝ち。GⅡ京都大賞典を勝馬と0.4秒差。GⅠジャパンカップ、有馬記念は大敗。
マカオンドール(戸崎)
阪神大賞典を勝馬と0.4秒差。
ライラック(デムーロ)
GⅢ紫苑ステークスを勝馬と0.1秒差。GⅠエリザベス女王杯、勝馬と0.3秒差。
(注)枠発表前に書いておりますので、馬番順では無く、馬名順となっております。あしからず。
日経賞 最終考察
2強と言える、アスクビクターモア、タイトルホルダーは、私から見ると懸念点があります。
まず、アスクビクターモアは申し分ない成績ですが、古馬と1回も戦っていないことが疑問。
先週の阪神大賞典は、菊花賞で勝ち負け争った、ジャスティンパレス、ボルドグフーシュが1,2着。
能力が高いのは承知していますが、古馬と揉まれていないのは、安心できないです。
さきほどの2頭は、有馬記念にも出走し、経験を積んでいます。
タイトルホルダーも、昨年の有馬記念謎の大敗。先行馬不利の流れでしたが負けすぎ。
体調面で、しっかり戻ってきているのか?が心配。
更に人気のライラックも、牝馬限定戦でしか走っておらず、前走のエリザベス女王杯も前崩れの展開で追い込んできた利があり、着順ほど信用できず。
冒頭のデータで堅い重賞と銘打ちましたが、私はこの3頭嫌いたいと思います。
この点、私がワイド馬券を選択している理由でもあります。
ワイド馬券は、危険と思っている人気馬をバッサリ切れる。
ここ2走GⅠでは力負け、大敗しておりますが、GⅡでは力上位のボッケリーニを軸馬の1頭目に指名します。
ボッケリーニは、3勝クラス時ですが、不良馬場でも勝っており重馬場適性あると踏んでます。
もう1頭はかなりの穴馬を指名。
それはディアスティマ。
逃げ馬であることと、オープンに上がってからハンデ戦を一切使わない潔さ。
1度の2着を挟み、1勝クラスから3勝クラスまで3連勝の実力馬。長期休養明けを叩き3走目。
このディアスティマ、3勝クラス時に阪神芝3200Mでレコード勝ちしているので、本来パンパンの良馬場が良いのでしょうが、戦績を振り返ると重馬場で2着の経験有り、こなせると判断します。
他の馬が頼りないので、この2頭で勝負します。
結局、2強で決まったらすいません。
(最終結論)
⑥ボッケリーニ
⑤ディアスティマ
ワイド⑤-⑥
毎日杯 過去10年のデータと傾向
毎日杯も、昨年が3連単が10万円馬券出ましたが、こちらも比較的「堅い」印象の重賞です。
単勝人気は、1番人気が3勝のみ。2番人気が3勝。3番人気が1勝。後は4番人気、5番人気、7番人気が各1勝なのですが、配当は4桁が7番人気の時の1回だけ。
とんでもない馬が勝つのは無さそうです。
勝馬からはキズナ、シャフリヤールと2頭のダービー馬を輩出、アルアイン、ブラストワンピースと2頭の後のGⅠ馬も居て、意外と出世馬が出る重賞です。
馬連も去年が万馬券飛び出しましたが、3桁が5回。これはかなり堅いですね。
3連複も万馬券は昨年のみ。
3連単も4桁が5回。前述の通り、10万馬券が1回のみ。
日経賞以上に相手絞らないと、トリガミになりそうな印象です。
馬券内も単勝1番人気から3番人気まで壊滅というレースは無く、逆に1番人気から3番人気までの決着が2回。
下位人気も7番人気、2回、9番人気が1回のみ。面白みに欠ける重賞ですね。
脚質は、差し、追い込み馬が届く印象。上がり速い馬は要注目ですね。そもそもGⅠ馬が4頭も出ているレースなので決め手は重要なのでしょう。
毎日杯 有力馬考察
オメガリッチマン(石川)
未勝利戦、中京芝2000M、スローペースの流れを最速上がりで差し切り勝ち。GⅢ京成杯勝馬と0.4秒差。
キングズレイン(岩田康)
未勝利、特别を連勝。GⅠホープフルステークス、スローペースの流れを最速上がりで勝馬と0.2秒差。
ドクタードリトル(松山)
デビューから4戦中、馬券内は3回。新馬戦、スローペースの流れを最速上がりで差し切り勝ち。1勝クラスは勝ち切れないも、常に上がりは速い。
ドットクルー(岩田望)
新馬戦、特别勝ち。
ノッキングポイント(藤岡佑)
新馬戦、スローペースの流れを最速上がりで差し切り勝ち。続く重賞、オープンは凡走も、1勝クラス勝ち。
毎日杯 最終結論
1勝馬が多く出走しており、有力馬には主に2勝馬をチョイスしました。
先週の3歳重賞も勝ったのは、いずれも2勝馬。
新馬や未勝利を派手な勝ち方して人気していたとしても、それは過剰人気。
そういう意味で、格上馬をしっかり評価したい。
ここはホープフルステークス、完全前残りの展開を最速上がりで差してきたキングズレイン。
重馬場では函館の新馬戦を勝馬と0.4秒差、切れ味勝負の馬なので、重馬場はマイナスかも知れませんが、ルーラーシップ産駒でもあり、こなすと判断します。
この点、2歳、3歳戦は、データが少ないので、判断に難しい。
後のオープン、重賞で走っている馬は、少々頼りないので、ここは昇り馬を。
ドットクルーを指名します。
毎日杯の舞台となる阪神芝1800Mを勝ち。1800M戦を2戦2勝。
重馬場は、この馬自体経験無く、ディーマジェスティー産駒で調べましたが、まだ新鋭の種牡馬でありデータサンプル少なすぎて判断できません。よって、勝負します。
他の2勝馬は関東馬で初輸送であったりするので評価割り引きます。
岩田親子、お願いします!!!
(最終結論)
⑤キングズレイン(岩田康)
⑬ドットクルー(岩田望)
ワイド⑤-⑬
私の買い目は、当ブログのタイトルと同様、ワイド1点勝負。
その理由は以下の記事をご参照ください。
また、土曜日の重賞以外の予想、日曜日の馬券の買い目は、Twitterにて公開中。ご参考に。
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