2022年4月2日(土)に中山競馬場芝1600Mを舞台に伝統のハンデ重賞GⅢダービー卿トロフィーが開催、翌3日(日)には、阪神競馬場芝2000MでGⅠ大阪杯が開催されました。
いずれも荒れたレースになりましたが、今後の馬券予想に役立つ予習・復習として両重賞のレース回顧を行ってまいります。また次走への注目馬もチェックしていきます。
また、その後、2日(土)3日(日)のわたしの馬券の予想の結果を検証して、今週の馬券予想に活かしていきたいと思います。
みなさんの馬券の参考にしていただけると幸いです。それではお付き合いください。
2022年4月2日(土)中山11R GⅢ ダービー卿トロフィー レース回顧
例年荒れると言われるハンデ重賞、過去10年1番人気が勝利したのが1度きりという波乱必至のレースであり、確かにこれといった軸馬が居ない顔ぶれでした。
引っ張っていったのはリフレイム。トーラスジェミニ、ボンセルヴィーソが続く展開で前半3ハロンが34.2秒でそこそこ早い流れ。
実際、直線に入って、これらの直後につけていたグラティアスが抜け出しを図るところを、後方待機のフォルコメンが差し、更に大外からタイムトゥヘヴンが差し切った、所謂前崩れの展開。
グラティアスは、1番人気のダーリントンホールに差され4着も唯一先行して、再先着しているので、評価できるレース。
※私が使っているTARGET Frontier JVでのペース判断に使っているCPI3ではミディアムペースの判定なので、チェック馬として採用するのは微妙。因みにJRA-VANではハイペース評価です。このCPI3と、JRA-VANでのペース判断の差については、この後の大阪杯にも影響していきます。
2022年4月3日(日)阪神11R GⅠ 大阪杯 レース回顧
前週に行われた高松宮記念と違い、GⅠ馬、それも昨年の年度代表馬が出走しているレース。そして連勝街道を突っ走った昨年の大阪杯勝ち馬であるレイパパレと同じような流れの馬が出走していて、まさか2頭とも馬群に沈むとは思いもしませんでした。
逃げ宣言していたアフリカンゴールドを、ダッシュ力の差で内から制したジャックドールがハナに立つ展開。
そこに前述のアフリカンゴールド、レイパパレ、ウインマリリン、そしてポタジェが前に取り付く積極策を取ってました。これが後ほどの勝因になりますね。
ミディアムペースで流れる中、きっとエフフォーリアが、4コーナー当たりから進出してジャックドールを捕まえに行く展開を予想していたのが、まったく動かない、動けない?
捕まえに行っていれば、エフフォーリアマークの馬達もついていって、流れが早くなり先行勢が潰れていたのでしょうが、そうならずに、まんまと前の馬で決まりました。
そうなるとジャックドールが馬券内に居てもおかしくなかったのですが、どうも落鉄していたようです。
そんな中、アリーヴォはエフフォーリアの近くに居て、4コーナーで内から進出、よく差してきていますね。
とはいえ、特筆して評価は出来ないですが、小倉でしか通用しないというイメージは捨てて良いと思います。
勝ったポタジェは、前走金鯱賞を最速上がりで差してきて0.8秒差4着。JRA-VANのペース評価ではスロー判定。阪神芝コースも得意としているので、この1戦を評価して軸馬とするのも有りだったと思いますが、CPI3ではミディアムペースだったので、ここは無視しました。
そういう意味では金鯱賞をレコードで勝ったジャックドールもスローペースを逃げて勝っただけと評価が下がるんですよね。
このペース判定というのは、レースを評価する際に重要な指標となるので、注目してください。
それにしてもエフフォーリアは、有馬記念以来の休養明けか、それとも初輸送が影響したのか、原因は定かではありませんね。父馬のエピファネイアが早熟傾向にあるのでということも言われているみたいですが、わかりませんからね。次走は宝塚記念になるのかわかりませんが、試金石となりそうです。
2022年4月2日(土)-3日(日)馬券予想結果検証
2日(土)惜しかったのは、冒頭のダービー卿トロフィー、2着フォルコメンと4着グラティアスの単勝と、2頭のワイド馬券を持っていたんですよ…。
外出していてスマホでRADIKOで中継を聞いていて、ゴールの瞬間、2着フォルコメン、3着グラティアスっぽく実況をしていたので、思わず小さくガッツポーズしていたのですが、ダーリントンホールに差されたと聞いてガックシ…。
阪神メインのコーラルステークスも3着のオーロラテソーロとリアンヴェリテの単勝と2頭軸3連複総流し馬券を持ってました。
予想は当たっても馬券下手。複勝買っていれば、フォルコメン770円、オーロラテソーロ730円と美味しかったんですけど…。
タラレバ言っていても仕方ないんですが、この単勝と複勝の見極めができれば、こういう穴馬もしっかり予想できるので、かなり年間を通しての馬券収支が変わると感じてます。
3日(日)は単勝安いの2点取って、これまた安いワイドを1点で仕留めました。
私からしたら、日曜日の中山最終のライフレッスンズ(1着・単勝オッズ310円)と前述のオーロラテソーロ(3着・単勝オッズ2,140円)は近走のダートの短距離をハイペースの前崩れの展開を逃げて再先着という評価は単にオッズが違うだけで、何も変わりは無いのですけどね。
なので、穴馬・本命を買っているとか、あまり意識していないんですよね。
オッズ安過ぎるから買わないというのは当然ありますけどね。同じ評価の阪神最終レースのシャマルは見(ケン)しています。
但し、このブログで何回も取り上げている通りに、人が作ったオッズは、長期的に見ると、しっかりその評価通りに収まっていきます。
実際に私の今年2月からの単勝オッズ別の軸馬成績を見てもこの通り。
見事に予想した軸馬が1着になっているのは単勝オッズ2倍から14.9倍までの馬ばかり。
単勝オッズ15倍以上の軸馬は、15倍から19.9倍の範囲では複勝率21.1%、20倍から29.9倍の範囲では18.5%であり、それ以上のオッズでは1頭も馬券内には入ってません。
逆にオッズの低い方を見てみるとサンプル数が少ないので上下してますが、2倍から2.9倍までは勝率50%、複勝率100%、3倍から3.9倍は、勝率28.6%、複勝率71.4%です。
そしてオッズが高くなるにつれ、キレイに複勝率は順を追って下がってます。
オッズは、振れようのない明確な馬券においての指標なんですよ。
あまりにも過剰な人気馬は、バブル相場の中の株式のようなもの、高値掴みする可能性が大。
とはいえ、人気が無さ過ぎるのも、その日、その日の馬券ではなくトータルで見れば、避けるのが賢明。
私の場合は、単勝オッズ14.9倍までの馬を単勝狙い、15倍から29.9倍までの馬を複勝で狙うのがデータ上理に適った買い方となります。
オッズに頼らず予想するけど、馬券を買うときはオッズを見て…という結論です。
最後に2月からの日別の馬券成績も晒しておきます。
先週土日、複勝だけ買っていたらかなり優秀な成績でしたね。
まあ、リスクヘッジのために、単複両方買うというのもありなんですけど、そうすると儲けは減りますし、先程の単勝オッズ14.9倍までのデータを見てもお分かりの通り、複勝の回収率は100を切るんですね。
なので、先程の単複使い分け戦術が、現在のところ有効だと思えるのですよ。
私の場合、1レースに2頭軸馬をセレクトできる場合は2頭のワイド1点、もしくは2頭軸3連複総流し馬券を買ってます。
なかなか馬券内に2頭来ることはないですが、ボーナス的な意味合いで買っているんですけどね。
であれば、大昔に買っていた馬連総流しみたいな買い方も面白いのかも知れません。
大昔、20年近く前、今のように3連系馬券の発売が無かった当時は、馬連が一番美味しい馬券だったので、人気薄からは馬連総流し、人気馬は、相手を絞って1点勝負してました。
結構万馬券それで獲ってましたからね。今も昔も1頭は予想できるけど、相手までは無理なので(笑)。
今だったらワイド総流しとかも有りかも知れないですね。馬券内に来れば2点当たるので。
ただ、3連複総流しの合成オッズは、TARGET frontier JVで簡単に見れるのですが、ワイド総流しの合成オッズは自分で計算しないといけないんですね。
そうそう複勝買うんだから、ワイドの総流し=複勝なので意味ありませんね。すいません。
まあ馬券の買い方は、オッズを考慮して組み立てないといけないということです。
今後も馬券の買い方に関しては検証していきますので、参考にしてみてください。
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