レース概要
競馬の祭典であるダービーと同日に行われる歴史ある重賞である目黒記念、東京芝コース2500Mで、現時点で16頭の登録馬で争われます
東京芝2500Mというのは特殊なコースで、同じ重賞のアルゼンチン共和国杯と、この目黒記念でしか使われません
そういう面も併せて予想に取り入れると面白いかも知れませんね
このレースの注目馬は、前走GⅢダイヤモンドステークスを勝ったグロンディオーズになるのでしょうか?
あと近走は奮いませんが、昨年の同レース2着馬であるアイスバブル、一昨年の菊花賞2着馬サトノルークス、今年のGⅡ阪神大賞典3着馬ナムラドノヴァン、一昨年のアルゼンチン共和国杯勝ち馬ムイトオブリガードなどの実績馬他、条件戦を連勝して勢いのあるアドマイヤポラリスなどが中心なのでしょうか?
何か、これといった安心した軸馬がいない印象があるのは私だけでしょうか?
ここから、「レース展開での不利があった強い馬」という観点で、目黒記念の注目馬を紹介していきます
では、まずこの「レース展開での不利があった強い馬」を説明します
レース展開での不利があった強い馬とは?
レース展開での不利があったが内容のあった勝馬とのタイム差1.2秒以内の馬の内、次の4パターンの馬達のことを言います
- Sパターン スローペースのレースで上がりタイムが1番早い馬
- Hパターン ハイペースのレース且つ1着から5着までの内4頭以上が差し・追い込み馬のレースで逃げ・先行した最先着の馬
- Mパターン 道中まくって4コーナーあたりで先頭近くに立ち後続に差されるも直線粘った馬
- Rパターン 道中何らかの理由で位置取りを下げるが4コーナーの順位より着順を上げた馬
これらの馬達が人気馬だけでなく、人気薄でも馬券になってます
ここ2週間の重賞を振り返っても、先々週の京王杯スプリングカップの勝馬ラウダシオン、2着カイザーミノル、ヴィクトリアマイルの2着馬ランブリングアレー、3着馬マジックキャッスル、先週の平安ステークス勝馬オーベルニュ、オークス勝馬ユーバーレーベンなど該当します
注目馬① ウインキートス
ウインキートス 前走不利あり
前走の日経賞で、向こう正面で外を走っていた馬が内側に斜行し、その影響で内ラチに激突して位置取りを下げてしまいレースになりませんでした
注目馬② グロンディオーズ
グロンディオーズ Sパターン
ダイヤモンドステークス、スローペースの中最速上がりで差し切り勝ち
注目馬③ サンアップルトン
サンアップルトン Sパターン
昨年の日経賞、スローペースの中最速の上がりで勝馬と0.4秒差4着
注目馬④ トラストケンシン
トラストケンシン Sパターン
4/4中山芝2000Mスローペースの中最速上がりで勝馬と0.2秒差5着
注目馬⑤ ミスマンマミーア
ミスマンマミーア Sパターン
日経新春杯、スローペースの中最速上がり勝馬と0.1秒差2着
他前走、4/11阪神芝2600オープンクラスのレースをスローペースの中最速上がりで差し切り勝ち
注目馬を更に考察
上に挙げた注目馬を一頭ずつ深掘りして見ていきます
まず、ウインキートスですが、この日経賞までの戦績が、【4.5.3.3】かなり堅実な成績です
1勝クラスを勝ち上がるまでは時間を要しましたが、2勝クラスを2戦、3勝クラスを3戦で勝ち上がった素質馬、この重賞でも見劣りしません
前走は全く度外視できますので、勝ち切るまでは行かないにしても馬券圏内はこのメンツでは充分にあると考えても良い一頭です
次にグロンディオーズ1勝、2勝クラスを連勝後菊花賞に挑戦惨敗するも、2400Mを【2.0.0.0】それ以上の距離は【1.0.0.1】この内の1勝は前走ダイヤモンドステークス、東京コース【4.0.0.1】と大のお得意としています
当然人気はしますが、外せない一頭となりそうです
サンアップルトンは、2400M超を【2.0.1.2】長距離適性有り、東京コース【0.1.2.1】と堅実ながら2勝している中山コースと違い強調材料とはなりませんが、今回と同条件となる去年のアルゼンチン共和国杯(ハンデ戦)を3着の時と同斤量を背負えるのは有利なのかもしれません
トラストケンシンは条件馬ですが、条件戦に適条件のレースも登録しながら両睨み、ここで出走してくるのであれば、厩舎側の勝負気配がプンプンしますがただ3勝クラスを12戦戦いながら勝ちきれないので実力不足だと言えます
ミスマンマミーアは、2400M以上のレースを【2.0.2.4】適性はありそうですが、東京コース【0.0.1.3】重賞成績は、日経新春杯2着を除くと、勝馬と1秒近く離されているレースがほとんど信用はできないでしょう
現時点ではウインキートス、グロンディオーズ、サンアップルトンが軸馬候補と考えてます
実際どの馬を選択するのかは、当日の予想記事を見にきてください
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