「予想しない」と大胆なタイトルで当記事はスタートしましたが、みなさまWin5当ててますか?
私はほぼ毎週休まず、30点から40点代でWin5買っておりますが、当たりません。
Win4まで行く週があれば、期待は持てますが、Win1で「オサラバ」することも多く、普通の馬券の予想では、まずこの少点数では、不可能なのでは…と思うに至りました。
そもそも、普段の馬券でも当たらないのに、単勝を5連チャンで当てるのなんて、何とおこがましい…考えなのか?という思いも浮かび上がってきます。
このままWin5辞めるのも嫌ですし、ネットを検索したり、Youtubeを見ると、この少点数でも当てていらっしゃる方も居ます。
ただ、今のままではほぼ当たらないだろうと思うので、データや人気を駆使しながら裁量としての予想をできるだけ排除したWin5の買い方を編み出しましたので紹介していきます。
過去1年間のWin5のデータを検証していくと、Win5erの皆様に有用なデータも見つかりました。
これから紹介してまいりますので、興味お有りでしたら、引き続きご覧ください。
※2024年3月21日にデータを追加しました。
※2024年3月28日にデータを再追加しました。
Win5 少点数(30点台)勝負で狙うべき配当帯
Win5とは、JRAが指定する5レース全ての単勝を当てる馬券種。
仮に5レースともフルゲート(18頭立ての場合)は、最大で18×18×18×18×18=1,889,568通りで金額にすると1億8895万6800円ととんでもない金額になります。
実際はこんな多頭数のレースばかりではなく、過去1年間(2023年3月19日~2024年3月10日、以下同じ)の平均の組み合わせ数は、671,410点。
それでも金額に直せば、およそ6,700万円。一般人がまず買える金額ではありません。
過去1年間の平均配当額が3,184万円なので、仮に買い続けても赤字になります。
前提条件はこんなものにしておいて、Win5をお小遣い程度で毎週買い続けられる金額かつ、自分で選べる宝くじと考えると、宝くじの1セットくらいの金額が妥当だと考えます。
そこで、30点台(3,000円台)という金額を弾き出し、今までおよそ2年程購入しております。
30点台の買い方として考えられるのが、まず1レースを2点ずつ買う買い方。
2×2×2×2×2=32点。
この変形として、1×2×2×2×4=32点とか、1×2×2×3×3=36点などもあります。
毎週、3200円、もしくは3,600円を購入すると、年間でWin5は56回施行されるので、
3,200円(3600円)×56=179,200円(201,600円)となり、7桁後半配当を年間一度でも当てることが出来れば、年間で大幅プラスにすることが可能です。
では、Win5の配当が7桁後半から8桁くらいまでを網羅する買い目というのが、実際、どの程度あるのか、当たるのであれば、その買い目を事前に絞ることができれば、年間勝利に近づけそうです。
それには人気の和というWin5での5レースで勝利した馬の単勝人気の和(合計)を用いると導き出せます。
過去1年間の人気の和と配当は以下の通りになります。
人気の和が5~12 9レース(16.0%) 平均配当155,483円 最低15,380円
人気の和が13~19 30レース(53.5%) 平均配当7,011,325円 最低配当157,670円
人気の和が20~ 17レース(30.3%) 平均配当96,538,285円 最低2,029,470円
もういきなり答え書いているようなものですが、少点数で狙うべき人気の和は、13~19となります。
全体で見ても半分以上の割合を占め、また最低配当でも15万円台でその殆どが7桁後半から8桁であり最高額は4,100万円ほどの配当の回もありました。
更にこの範囲の人気の和は、Win5では極端に出現点数が少なくなる9人気以降の馬が勝たなくても、狙えるのでオススメです。
後ほど、この人気の傾向は詳しく記しますが、人気の和が13~19の全30回の内、9人気以降の馬が勝ったのは、5レースのみ。
これが人気の和が20以降の場合は、13回(76.4%)更に同じ回に複数9人気以降の馬が勝つケースもあります。
買い目が30点台では、ほぼ無理ゲーです。
逆に人気の和の12未満の回も出現回数が少なく(16.0%)配当も少ないので、この範囲を敢えて狙いに行く必要は無いと考えられます。
まあ、今回は全てのレースが、絶対に堅いと踏んで、各レースを1点、もしくは2点ずつ買うのであれば良いのですが、そもそもそこまで当てられる予想の目があれば、今回これからお伝えする方法は、より威力が発揮できるものと思います。
(まとめ)
少点数(30点台)で狙うべき配当、人気の和はそれぞれ、7桁後半から8桁、13から19。
Win5 単勝人気別勝利数から考える、狙うべき人気とは?
以下に、過去1年間のWin5の単勝人気別の勝利数のデータを貼り付けます。
56回の全レース(280レース)での単勝人気別の勝利数は、
1番人気 74回(26.4%)
2番人気 62回(22.1%)
3番人気 32回(11.4%)
4番人気 25回(8.9%)
5番人気 27回(9.6%)
6番人気 14回(5.0%)
7番人気 14回(5.0%)
8番人気 11回(3.9%)
9番人気 4回(1.4%)
10番人気 3回(1.1%)
11番人気~ 14回(5.0%)
ここで、特筆したいのが、1番人気の勝率の低さと、9番人気以降の勝率の低さなのです。
競馬のデータに詳しい人はご存知でしょうが、JRA全レースの単勝1番人気の勝率は例年およそ30%超。
実際過去1年間のJRA全レースの単勝1番人気の勝率は、33.4%。
Win5該当レースは、7%近くも低くなります。これは昨年1年間だけの特異な数字ではなく、例年低いのです。
これはWin5対象レースが2勝クラス以上であり、新馬、未勝利、1勝クラスなどと違いクラスが上がるごとに、出走馬の能力値の差が少なくなることが原因として考えられます。
全レース馬券買いますという方にとっては、単勝1番人気の考え方を変えないといけない位の数字です。
後ほど1番人気について詳しく述べますが、みなさんが思っている以上に、低いのでここは頭に入れておいてください。
9番人気以降も勝率がガッツリ下がります。8番人気の馬から2%超減です。
単勝9番人気以降の馬が勝利した回は、18回(32.1%)となりますが、よほど予想がカッチリ当てはまる場合以外は、ほぼ事故みたいなもので、当てられないと言っていいでしょう。
また前述の通り、狙うべき人気の和13~19の回は、9番人気以降が勝ったレースを除いても年間25回(44.6%)出現しますので、問題有りません。
(まとめ)
Win5で狙うべき単勝人気は、1番人気から8番人気まで。
単勝1番人気から8番人気までで、決まる回は38回(67.9%)
Win5 どのような1番人気を狙えば良いのか?
さて、Win5を買うに辺り、一番頭を悩ますのが、単勝1番人気の扱いではないのでしょうか?
前述の通り、JRA全レースと比較してかなり低いと言えども、Win5対象レースでも単勝1番人気の馬が勝率が高いのは、変わりません。
ですので、単勝1番人気の馬が信用できれば、そのレースを一点抜きにすることで、予想が困難な他のレースに点数を回すことが出来ます。
そして、今回提案したいのは、この予想が困難なレースで予想をしないことであり、1点抜きのレースを出来うる限り増やすことで、当たる可能性を広げることなのです。
そこで様々なファクターで昨年1年間のWin5単勝1番人気馬を検証してみます。
まずは、オッズ別での単勝1番人気馬の勝率。
1.0~1.4【9.0.0.0】100%
1.5~1.9【12.8.5.10】34.3%
2.0~2.9【30.20.12.32】31.9%
3.0~3.9【32.25.15.70】22.5%
4.0~4.9【40.25.19.114】20.2%
これ見て、えっ?と思いませんか?
「よし、単勝1倍台だから信用して、1点抜きや!」と勝負して、「負けた~」ってことありませんか?
単勝オッズ、1.0~1.4倍までは勝率100%で、1点抜き勝負してくださいと断言できますが、これが1.5倍~1.9倍になると途端に勝率が大幅ダウン。
JRA全レースの単勝1番人気馬の勝率と変わりません。単勝2倍台と大して変わりませんし、3回に2回は負けている計算です。
1点抜きにした結果、3回に2回は敗退しているのと同じですから。
最初から疑ってかかって良い数字です。
後はオッズが下がるに連れ、勝率が下がるのは普段の競馬と変わりません。
次は騎手で見ていきます。
Win5リーディング順による単勝1番人気騎乗時の勝率になります。
川田【16.4.2.8】53.3%
ルメール【14.6.5.11】38.9%
戸崎【2.3.1.9】13.3%
津村【0.0.1.2】0%
菅原【1.1.0.2】25%
横山武【2.5.1.10】12.5%
西村【1.1.2.1】20%
鮫島【3.3.1.6】23.1%
北村友【2.0.0.0】100%
団野【0.1.0.0】0%
北村宏【2.0.1.1】50%
松山【1.2.0.5】12.5%
岩田望【1.4.3.5】7.7%
デムーロ【3.3.0.1】42.9%
武豊【1.1.0.2】25%
藤岡佑【1.0.1.2】25%
池添【0.0.0.1】0%
坂井【2.2.2.5】18.2%
藤岡康【1.2.2.7】16.7%
富田【2.1.1.3】28.6%
さすが、名手であり通常のリーディングを争う川田、ルメールの二人の勝率が群を抜いております。
他の騎手と単勝1番人気の騎乗数(分母)がそもそも違いますし、それだけ有力馬が二人に集中している証拠でもあります。
川田騎手は2回に1回超で、1点抜きを考えて良いでしょうし、ルメール騎手でも5回の内2回勝利している計算で少し疑ってかかる数字でもありますが、それでもこの二人が騎乗する単勝1番人気馬は買っておかないといけないでしょう。
後、目立つのが、デムーロ騎手。昔やらかした為に有力馬主が離れていったという話も聞きますが、やはり今でも勝てる馬に乗せれば上手いということでしょう。
鮫島騎手もいいですね。若手では信用のできる騎手と言えます。
普段のイメージと被るのが、戸崎、横山武史、岩田望来騎手。騎乗数を考えると最初から切っても良い数字です。
騎乗数が少ないので、数字としては出せませんが、短期免許の外人騎手も抑えるべきでしょう。
次は単勝1番人気馬の、鞍上の継続騎乗、乗り替わり別の勝率になります。
乗替30.1%
この内、リーディング上位騎手への乗替は勝率高い。
継続22.6%
ルメール30.8%
川田39.1%
横山武16.7%
戸崎20%
松山33.3%
菅原42.9%
ムルザバエフ100%
武豊25%
西村40%
坂井28.6%
継続騎乗の方が勝つイメージがありますが、そうではなく乗り替わりの方が勝率が高いです。
とはいえ、リーディング上位への乗り替わりへの勝率が圧倒的に高いのでそこは要注目です。
通常の競馬でもリーディング上位乗り替わりは、厩舎の勝負どきと言われますが、それはデータでも裏付けされます。
(乗り替わりのデータは細かいので詳細は割愛します)
ただ、単勝1番人気馬の日本人騎手(ルメール・デムーロ騎手含む)と短期免許外人騎手との乗り替わりのデータは興味ある数字が出ましたので掲載します。
日本人(ルメ・デム含む)⇒短期免許外人
35.7%
短期免許外人⇒日本人(ルメ・デム含む)
53.3%
外人騎手⇒日本人騎手は狙い目になります。
ただ、この短期免許外人騎手のメンツ見ると納得します。
ムルザバエフ・ムーア・モレイラ・レーンと錚々たる面々。
実績ある騎手には良い馬集まるということですね。
継続騎乗ですが、もともと勝率の高いルメール、川田はもちろん高いですが、菅原、西村、松山も高いですし、特筆はムルザバエフ騎手です。
次は厩舎別の単勝1番人気馬の勝率です。
杉山晴紀【1.0.1.2】25%
木村哲也【6.2.0.0】75%
中内田充【7.0.0.2】77.9%
森秀行【1.0.0.0】100%
友道康夫【1.1.1.2】20%
奥村武【3.1.1.3】37.5%
池江泰寿【2.3.1.1】28.6%
上村洋行【0.2.0.2】0%
高野友和【1.1.0.2】25%
池添学【2.0.0.4】33.3%
田中博康【3.0.1.2】50%
矢作芳人【0.0.0.1】0%
堀宣行【0.1.1.0】0%
野中賢二【3.01.1】60%
藤岡健一【0.0.0.1】0%
黒岩陽一【3.0.1.1】60%
大久保龍志【2.1.2.1】33.3%
寺島良【3.0.0.1】75%
厩舎は、例えば木村哲也厩舎のイクイノックス、中内田厩舎のリバティアイランドのような1頭強い馬が居ると、複数回勝ってしまうので、この数字を鵜呑みにすることは無いのですが、それでも参考になる数字だとは思います。
前述の木村哲也、中内田充も含め田中博康、野中賢二、黒岩陽一、寺島良厩舎は注目です。
強い馬を毎レースある程度勝負できる仕上げをしていると言える厩舎ですからね。
リーディングを常に争う矢作厩舎は、1番人気が1回しか無いのも面白いです。そもそも数撃ちゃ当たる方式なので、論外になります。
次は単勝1番人気馬の前走の脚質別勝率です。
逃げ30.3%
先行28.4%
差し23.1%
追込22.9%
次は単勝1番人気馬の前走の上がりタイム別の勝率です。
1位29.5%
2位23.1%
3位42.4%
4位~5位14.6%
6位~22.5%
今回のレースでの脚質、上がりタイムは走るまではわからないので、前走のデータを抽出しました。
これも競馬は「逃げ・先行有利」と言われる通り、Win5でも勝率が高いです。
また上がりタイムも3位までが突出して高いですね。
上がりタイムの速い馬は比較的道中控える競馬をする馬が多いはずなので、前走逃げ・先行脚質で上がりタイム3位までの馬は狙う価値があります。
次は、単勝1番人気馬の前走と今回の距離別の勝率になります。
同距離21.5%
距離延長20.4%
距離短縮40.3%
(距離短縮時の内訳)
ダート43.3%
芝38.3%
興味のある結果が出てきました。
前走より今回が距離短縮した場合の単勝1番人気馬の勝率は40.3%とかなり高い数字が出ております。
更にダートではより顕著になります。
気になったので、距離短縮と距離延長の場合の前走脚質を調べてみました。
距離短縮(前走脚質)
逃げ33.3%
先行50%
差し36.4%
追込14.3%
距離延長(前走脚質)
逃げ16.7%
先行17.6%
差し20%
追込30%
少し話題が逸れますが、当ブログで、レース内容を展開から吟味し、展開上、不利があった馬を次走の狙い馬としてピックアップすることを推奨しておりますが、そこで、前崩れの展開で逃げ・先行した最先着馬と、前残りの展開で最速上がりで差してきた馬を取り上げています。
その記事の中で
前崩れの展開で逃げ・先行した最先着馬⇒距離短縮で狙え
前残りの展開で最速上がりで差して来た馬⇒距離延長で狙え
と書いておりますが、データでも裏付け出来たのは嬉しい限り。
詳細は以下の記事をご覧ください。
単勝1番人気馬の距離別成績を見てみます。
まずは芝コースから。
1000M…25%
1200M…9.4%
1400M…40%
1600M…29.7%
1800M…24.1%
2000M…34.2%
2400M…37.5%
2600M超…0%
芝1400M、2000M、2400Mは積極的に狙いたいですね。
逆に芝1200Mと2600Mを超える長距離レースは、切り対象で良いと思います。
次はダートコース。
1200M…26.3%
1400M…22.2%
1600M…63.6%
1700M…9.1%
1800M…28.1%
ダートは1600M、東京競馬場だけのコース設定ですが、ここは1点抜き候補にもなり得ます。
ローカル競馬場での設定の1700Mは、かなり勝率が低く、切り対象と出来る数字です。
次は、馬場状態です。
芝・良…23.8%
芝・稍重…40%
芝・重…38.5%
芝・不良…0%
ダ・良…30.8%
ダ・稍重…14.3%
ダ・重…43.8%
ダ・不良…0%
この数字も印象とデータが異なります。
芝での良馬場での1番人気の勝率が低く、稍重、重では高いです。
ダートでは、重馬場での勝率が高く、稍重では低い。
そして、不良馬場では芝・ダートとも単勝1番人気の勝率は0、即ち切り対象となります。
クラス別の単勝1番人気馬の勝率データです。
2勝クラス…【11.10.5.15】26.8%
3勝クラス…【29.6.10.36】35.8%
OPEN(非リステッド)【4.10.4.19】10.8%
リステッド【5.6.5.20】13.9%
GⅢ【12.5.4.19】30%
GⅡ【4.9.2.6】19%
GⅠ【10.2.5.7】41.7%
イメージ通り、OPEN(非リステッド)、リステッドでの単勝1番人気馬の勝率は悪いです。
意外と3勝クラスでの勝率が素晴らしい。
GⅠでは、他に切るデータが無い場合は1番人気馬は選択しないわけにはいかない勝率です。
OPEN(非リステッド)及びリステッドの勝率が悪いので、芝コース、ダートコース毎も調べてみました。
オープン(非リステッド)
芝【1.3.0.10】7.1%
ダ【3.7.4.9】13%
リステッド
芝【5.3.4.13】20%
ダ【0.3.1.7】0%
OPEN(非リステッド)の芝コースでの1番人気、及びリステッド競争のダートコースでの1番人気は買えまえん。切り対象になります。
最後に、単勝1番人気馬の前走のクラス別勝率です。
同級23.2%
昇級31.3%
降級37.5%
(昇級の内訳)
新馬⇒重賞66.6%
未勝利⇒重賞0%
1勝⇒OP12.5%
1勝⇒2勝35.7%
2勝⇒3勝38.7%
3勝⇒OP16.7%
3勝⇒重賞50%
前走OP(非リステッド)は同級、昇級関わらず勝馬0
これもイメージと違い、昇級組の方が、同級より勝率がかなり高い傾向になりました。
まあ、前走が現級で人気しているということは着順がそこそこの勝ちきれない馬という意味でもあるので、低くなるのでしょう。ここは気をつけたい点です。
降級とは、前走オープンクラス、重賞を走った馬が条件戦に戻ってきたパターンです。
強いのも頷けます。
昇級組を細かく見ると、新馬⇒重賞、3勝クラス⇒重賞の勝率が高いです。
まあ、新馬戦からいきなり2歳、3歳重賞に挑戦して1番人気になる位の馬なので、素質、血統などの裏付けがある証拠。
3勝クラスから重賞にある意味格上挑戦して1番人気になる馬なので同じく、素質馬で出世が遅れた馬達になります。
3勝からオープンクラスは勝率低いですね。切っても良い数字です。
よく言われるオープンの見えざる壁があるのでしょう。
あと、これは、原因がわからないのですが、前走オープンクラス(非リステッド)の馬は勝馬0頭なのです。サンプル数も30近くあり、そこそこの数字なので、オカルト的ですが、信じても良いかも。
まあ、オープンクラスは、重賞に出ても着も拾えない馬たちのたまり場なので、どんぐりの背比べで展開一つで勝ち負けが変わっているのでしょう。
普段予想しても難しいレースが多いので、要注意のレースとなります。
(まとめ)
単勝1番人気馬で狙うべき条件
- 単勝オッズが1.0‐1.4倍(※勝率100%、目を瞑って1点抜きを)
- 鞍上が川田、ルメール騎手
- リーディング上位騎手への乗り替わり
- 短期免許外人騎手から日本人騎手(ルメール・デムーロ含む)への乗り替わりは一点抜き対象
- 継続騎乗時は、川田・ルメール・デムーロ・鮫島克駿騎手
- 前走の脚質は逃げ・先行、更に上がり3位以内
- 前走からの距離短縮、更に前走逃げ・先行した馬
- 芝1400M、2000M、2400M、ダート1600M(この内、ダート1600Mは1点抜きを)
- 芝の稍重、重馬場、ダートの重馬場
- 前走からの昇級、降級馬、昇級馬は新馬⇒重賞、3勝クラス⇒重賞の馬
- 3勝クラス及びGⅠレース
(まとめ)
単勝1番人気馬を切るべき条件
- 戸崎・横山武史・岩田望来騎手
- 芝1200M、芝2600M超の長距離コース、ダート1700M
- 芝、ダートとも不良馬場(目を瞑って切る)
- 3勝クラス⇒オープンクラスの昇級馬
- 前走オープンクラス(非リステッド競走)出走馬は目を瞑って切る
- OPEN(非リステッド)の芝コース、リステッド競争のダートコース
予想をせず、ゾーンで考える
さて、単勝1番人気の狙うべき条件、切る条件をまとめてみました。
これで1点抜きすべきレースの選択基準、そして勝率の改善が出来るものと思います。
その基準で1番人気が選べないのであれば、次は2番人気、それでも選べないのであれば3番人気と勝率の高い馬から選んでいけば良いわけです。
ここから本題に入っていきます。
もう一度、単勝人気別の勝率一覧を御覧ください
1番人気 74回(26.4%)
2番人気 62回(22.1%)
3番人気 32回(11.4%)
4番人気 25回(8.9%)
5番人気 27回(9.6%)
6番人気 14回(5.0%)
7番人気 14回(5.0%)
8番人気 11回(3.9%)
9番人気 4回(1.4%)
10番人気 3回(1.1%)
11番人気~ 14回(5.0%)
単勝1番人気(26.4%)と2番人気(22.1%)の勝率に、ほとんど差が無いのにお気づきでしょうか?
但し、2番人気と3番人気(11.4%)には大きな差があり、4番人気(8.9%)、5番人気(9.6%)とは差がありません
そして5番人気と6番人気(5.0%)とは差が有り、7番人気(5.0%)8番人気(3.9%)と接近しております。
前述の通り、9番人気以降は出現点数が少ないので切る。
ここで冒頭の「予想をせず、ゾーンで考える」という当記事の本題に入っていきます。
単勝人気をゾーンで考えると、
- 単勝1番人気(26.4%)⇒1点(A)
- 単勝2番人気(22.1%)⇒1点(B)
- 単勝3番~4番人気(20.3%)⇒2点(C)
- 単勝5番人気~8番人気(23.5%)⇒4点(D)
AからDまでのゾーン別の勝率は、ほぼ同じになります。
このゾーンを組み合わせて、Win5を買っていこうという考えなのです。
例えば、(A)ー(B)ー(C)ー(C)ー(D)と買えば、1×1×2×2×4=16点。
この場合16点買いなので、資金的には余裕有り、別ルートも買えるので、その分勝率はUPします。
レースによっては、2強のレースもあるので、その際は、(A)(B)を組み合わせて買うのもあり。
先程のパターンに、Win2を(A)(B)と買えば32点買いになります。
先程の例だと人気の和が、1+2+(3or4)+(3or4)+(5or6or7or8)=最小が、14最大が19と、狙うべき範囲に収めることができますし、各買い目の勝率の合計も同じになります。
この16点のWin5の勝率は、26.4%×22.1%×20.3%×20.3%×23.5%=0.05%、つまり2000回に1回の割合…
この確率を知ると、気持ちが萎えますが(笑)、ゾーン毎の勝率の差はあまり無いので、どう組み合わせても、毎回勝率に差はそれほど出来ません。
何もゾーンを考えずに買うWin5の買い目は同じ金額を投入したとしても、毎回、勝率が大きく異なる勝負をしていることになるのです。
同じ16点買いでも、例えば、5,6人気ー3.5人気ー7,8人気ー5,7人気ー1人気の計16点の場合は、勝率は、
14.6%×21%×8.9%×14.6%×26.4%=0.01%
となり、選択する単勝人気毎に、勝率は大きく左右されることになるのです。
つまり、そのときの予想(気分)によって、勝率(的中率)が違うということです。
普段の馬券だと、ある程度、自分の選ぶ馬の基準って決まっていることと思います。
その買い方での勝率、回収率って、その買い方を買えない限り変わりませんし、変わらないからこそ、回収率を上げるために、軸馬の選択基準を変えるなり、買う点数を増やすことにより回収率の改善が可能なのですが、毎回勝率が変わる買い方をしているのであれば、馬券の買い方の軸が無いので、どこを改善してすれば良いのかが誰にもわからなくなります。
具体的に説明すると私の場合はワイド1点勝負という買い方は決まっていて、その2頭の◎本命と◯対抗の選択基準も、自分の中では決めています。
私の本命の複勝率は3割です。
仮に的中率を挙げたいのであれば、例えば対抗の人気を上位人気に切り替えたり、または、対抗を1頭だけでなく2頭にすれば、的中率は上がります。
自分の馬券の軸となる選択基準が一定であれば、何かしら改善方法は見えてくるわけです。
勝率が定まらない馬券の買い方は、どこを改善すれば的中率、回収率が上がるの対策が打てない
このほぼ、毎回勝率(的中率)が0.05%程度と判明しているWin5の買い方は、的中率を上げたいのであれば1レースのゾーンをひとつ増やす毎に、およそ0.03%上昇するということが事前にわかるのです。
このAからDのゾーンをどう選ぶかを、Win5の実際のデータから検証していきます。
Aのゾーン、つまり単勝1番人気馬ですが、過去1年間で1レースも1番人気が勝てなかったのは、15回(26.8%)逆に言うと74.8%は、単勝1番人気が1頭は勝ったわけです。
この単勝1番人気馬が確実に勝てるレースを選べることが、Win5の的中に繋がります。
どうしても、1番人気の馬が勝てるレースを選べなければ無理に選ぶ必要は無いのですが、とは言え、1レースでも1点抜きが出来るレースがあれば、前述の通り他のレースに点数を回せるので、Win5を有利に進めることが出来ます。
では、単勝1番人気の勝率が高いレースが事前にわかればいいですよね。
実は、単勝1番人気が勝率が高いレースは存在します。
Win1は、単勝1番人気の勝率(30.4%)が、他のレースよりも圧倒的に高い。
ずっとWin5をやっている方は肌感覚で感じていると思いますが、Win1はデータ的にも堅いです。
更に、単勝2番人気も勝率(30.4%)が、他のレースよりも圧倒的に高い。
単勝1番人気と2番人気を合わせて、60.8%。つまり、単勝1番人気と2番人気の2頭を買えば突破率は60%を超えるのです。
Win1が外れると、楽しくないので、突破したいと点数を増やしがちになると思うのですが、データではその真逆の絞れという回答が出ておりますので、ここは素直に乗るのがベストだと思います。
Win1の単勝1番人気と2番人気を合わせた勝率が60.8%、この2点は抑えるべき。
Win1以外のレースは、相対的に、単勝1番人気、2番人気の馬の勝率は下がるので、前述の狙うべきデータ、切るべきデータ、またはオッズなどを参考にして、人気順に買う、買わないを決めていきます。
単勝1番人気が信用できないが、2番人気が信用できるのであれば、Bゾーン。
2番人気も信用できないのであれば、Cゾーンの単勝3番人気、4番人気をセレクト。
それも信用できないのであれば、Dゾーンの単勝5番人気から8番人気をセレクトします。
また、オッズの断層を利用するのも有りだと思います。
オッズの断層とは、単勝人気を上位から順に並べたときに、オッズの差が極端(1.5倍超)に出る現象。
プロ馬券師、馬主などが、勝てるという情報や根拠から、単勝馬券を大量に購入することで、オッズが押し上げられれ、単勝順位が下位の馬とのオッズ差が生じるということでオッズの断層の直上に居る馬が人気に関わらず勝ったり馬券内に来ることが多いという馬券術の一種です。
そんな難しく考えなくても、単勝1倍台の馬がいる際は、2番人気が10倍ついたり、または2強という際は、2倍台に2頭が並んで、その後は、8倍とか9倍とかありますよね。
競馬ファンが作り出す、馬の評価の差が、そのままオッズ差に出ると考えればいいです。
そのオッズの差通りに決まることがあるし、決まらないこともありますが、トータルで考えると、毎年単勝人気順に勝率の順番が並ぶように、オッズ通りになるはずです。
どの馬がわからないレースで、単勝5番人気と6番人気に大きなオッズの断層があれば、Cゾーン(単勝3,4番人気)を買えば良いと思います。
ちなみに、本日行われたファルコンステークス、勝ったのは7番人気ダノンマッキンリーですが、
ファルコンステークスの最終の単勝オッズは以下の通り。
1番人気 ソンシ 2.3倍
2番人気 ロジリオン 5.2倍
3番人気 シュトラウス 7.0倍
4番人気 サトミノキラリ 10.1倍
5番人気 オーキッドロマンス 12.3倍
6番人気 ナムラアトム 13.5倍
7番人気 ダノンマッキンリー 13.6倍
8番人気 クリスアーサー 29.9倍
と、1番人気のソンシと2番人気のロジリオンの間に、2.26倍、7番人気のダノンマッキンリーと8番人気のクリスアーサーの間に、2.19倍とオッズの断層がありました。
まあ、こういうこともあるということです。
ゾーンの馬を抑えることの利点は、普段の予想では絶対選ばない馬をセレクトすることが出来ます。
それも各レースで、勝率20%超というお墨付きの馬たちです。
考えてみてください。
Win5を予想だけで、5レースとも当てること可能ですか?
よほど堅く収まる回だとそれも有り得るのですが、1レースか2レースは、「こんな馬勝つの?」という馬が先頭でゴール板を駆け抜けていませんか?
そして、必ず毎回入れて欲しいのは、Dゾーンの馬たちです。
Dゾーンである5番人気から8番人気までの馬が1レースでも来る確率は、44回(78.5%)。
そして、得てして、「こんな馬が勝つのは?」このゾーンの馬達。
普段予想していて何が来るのかわからないレースでは、絶対このDゾーンを入れてほしいのです。
最後に、こんな私でも、週初めの出走馬がわかったときに、「あっ、この馬勝つわ」とか、狙っていた馬が出走して、実際にも人気薄にも関わらず勝つことがあります。
そんなときは、その馬を一点抜きにしちゃえば良いのです。
一点抜きできるほど、自信のある馬です。そうは居ないはず。
予想しておいて、買わないで来たら、嫌になるじゃないですか?
メンタル的にも続かないので、そこまで自信のある馬は買い目に入れましょう。
その馬を1頭抜きすれば、他のゾーンを狙うべき人気の和(13-19)に合うように調整すれば良いのです。
つまり、狙いたい配当額(7桁後半から8桁まで)のゾーン(人気の和が13-19)を狙い撃ちで、当てはめ勝率が一定になる買い方なのです。
(まとめ)
単勝1番人気の馬をAゾーン(1点)
2番人気の馬をBゾーン(1点)
3番~4番人気の馬をCゾーン(2点)
5番~8番人気の馬をDゾーン(4点)
として、人気順に、データ(データは前述)と合致するか、不安要素は無いかと見極め、オッズの断層も参考にして各レースは、基本そのゾーンの馬たちを買い目に入れる。
その際、人気の和が13-19になるようゾーンを組み立てる。
買い目は30点台に収める。
レースによっては、ゾーンを組み合わせることも可。
または、30点台に収まるのであれば、別ルートを購入することもOK。
必ずDゾーンは入れるようにする。
予想でこの馬は絶対来ると言う馬は、1点抜きで勝負。
Win1は、AゾーンとBゾーンの馬を組み合わせて買うことを推奨。
この買い方は、構築したばかりであり、実践はこれから行っていきます。
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また、土曜日も勝手にWin5対象レースを決めて、Win5の練習も行ってます。
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実は当記事の手法を実践した最初のWin5、32点で662,790円を的中(2024/03/17)
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