今週から函館開催スタートして、北海道シリーズも始まります。
夏競馬の幕開けですね。
続いていたGⅠウィークも先週の安田記念で一旦終了し、今週はGⅢが東京、函館でそれぞれ開催されます。
今週も、前走比較、データ、騎手買いを駆使して買い目を30点台に絞ってWin5の予想をして参ります。
あなたの予想の参考にしてください。
では、先週のWin5の結果と振り返りからスタートします。
「他人の予想の振り返りを見て、何が面白いんだ!」と思われる方も多いかも知れませんが、馬券予想のコツなども織り交ぜて書いていきますので、是非飛ばさずにお読みください。
先週のWin5の結果と振り返り
人気の和=17
配当=318,470円
獲り頃の人気の和でしたが、その人気の和の割に低配当、Win1のドゥレッツァが圧倒的1番人気で1.3倍、Win2のテーオーソラネルも2.2倍と人気馬が順当に勝ったことが原因しているのでしょうか?
私の結果は以下の通りです。
Win3でした…。
今回は勿体ないと本気で思いましたね。
では、Win1ホンコンジョッキークラブトロフィーから振り返ります。
ドゥレッツァは、3歳馬で能力も高く、コース実績も有り、圧倒的1番人気で、鞍上ルメールなので、ここはしっかり1点抜きできたことが自分でも褒めてあげたいです。
古馬混合戦に出走する3歳馬には斤量の恩恵(古馬に比べ3キロ減)があり、特に1勝クラス、2勝クラスでは例年、3歳馬の1番人気は圧倒的な勝率を誇るので逆らうな!
ちなみに、先週(2023年6月3日~4日)に開催された1勝クラス、2勝クラスのレース19レース中13レースで3歳馬が勝利。1勝クラスに限ると、11レース中9レースで3歳馬勝利。
このくらい圧倒的な数字になります。覚えておきましょう。
Win2岸和田ステークスも、1番人気で能力もあるテーオーソラネルが勝利。
但し、開幕週の阪神で、逃げ・先行馬有利の馬場の中、逃げ馬多くてすんなり逃げられるか不安だったので、3頭セレクトしましたが、実際テーオーソラネル逃げられず中団からの競馬。
しかし、ここ数戦でも数字に現れている通り、逃げても上がり上位の数字を叩き出す馬で、しっかり逃げ馬を捉えて勝利しました。
開幕週のレースではテンも上がりも早くなる傾向が有り、内枠、逃げ・先行馬有利。
差し馬も33秒台の上がりを持つ馬に限定して勝負する。
Win3、麦秋ステークス、3勝クラスの東京ダート1400M戦で、昇級馬が人気しており、いかにも荒れそうなメンバーで4頭セレクトしましたが、もう1頭気になっていたエルパリオが勝利して、後悔しました。
私の場合、30点台で勝負を決めているので、基本は2頭×2頭×2頭×2頭×2頭=32通り。
この週はWin1とWin5を1点抜きしたので、1頭×1頭×4頭×3頭×3頭=36点という点数で攻めましたが、1頭×1頭×5頭×3頭×2頭=30点とか、1頭×1頭×6頭×3頭×2頭=36点などのバリエーションも考えられたな…と反省しきり。
こういう買い目のバリエーションも大事なのですが、最も重要と思っているのが、
Win5は、1点抜きレースをセレクト出来て、確実に当てられるかが鍵。
Win5って、当てようと思えば、全通り買えば絶対に当たりますが、資金的にも、回収率を考えても無理な選択肢なので、いかに、買い目を絞れるか?に掛かっていると思っています。
どのレースが堅くて、荒れるのかの見極めが重要ですし、絞ることができれば、その点数を使って荒れ予想のレースの買い目を広げることもできます。
だから、1点抜きレースをセレクト出来、確実に当てられることがWin5勝利へ繋がります。
極端な話になりますが、4レースを堅い予想、1レースを荒れ予想とするなら、1頭×1頭×1頭×1頭×全通りみたいな買い方もできるわけです。これなら18点以下に買い目絞れます。
Win4は松風月ステークスで、地方重賞勝ち馬で近走でも重賞で馬券内の成績である格上のオーロラテソーロが勝利。
オープン上のクラスでは、次の安田記念もそうなのですが、明らかに格上の馬が人気しないことが多々あります。
これは、オープン以上のレースは注目度が高く、新聞の印、インフルエンサーの影響で人気の偏りが起こりがちで美味しいレースが多くなります。
実際、Win1からWin5までの勝ち馬の人気を調べると、Win1からWin5へ行くほど、勝ち馬の単勝人気順位は下がります。
Win1って、ずっとWin5されている方は体感的に堅い決着になること感じていませんでしょうか?
それは、Win1からWin2は、条件戦があてがわれることが多いですし、Win3からWin5は各競馬場のメインレースになることがほとんどなので、オープンクラス以上のレースがセレクトされます。
条件戦は基本、同じクラスを戦っている馬ばかりなので、近走の成績が結果に反映されやすいです。
逆にオープンクラス以上は、重賞、特にGⅠなどの格上レースを戦って、着順が振るわない馬が、オープンクラスや、GⅡ、GⅢを走って力の差で勝ち切るケースが本当に多いです。
要するに力上位の馬が、格下のレースを走るということになります。でも人気無いんです。
馬の格をどう見分けるのかは、以下の記事を参考にしてください。
Win5は安田記念、GⅠ馬が10頭も出走の豪華なメンバー。
でも、古馬牡馬混合芝マイルGⅠ勝ち馬は、ソングラインとセリフォスの2頭だけ。
ソングラインは前走ヴィクトリアマイル勝ったし、このレースが勝負レースだったと思い軽視して、セリフォスの1点抜き。
馬券は当てましたけど…。
Twitterでは馬券の買い目だけでなく、レースの回顧、次走への狙い馬などTweetしています。
「そんなのたまたまや」と批判される方も居ると思います。
「そうです。たまたまです。」
そもそも、どんな予想家でも、全てのレース予想は当たりません。
だから、実力馬が、今回のように単勝3番、4番人気になるときは、絶対に買わないといけないんですよ。
同じ商品が、100円で売っているお店と、1,000円で売っているお店があったら、絶対に100円のお店で買いますよね?
競馬は株式投資と同じ。
好業績の株式を割安で買えれば、儲かるのと同じで、実力馬を人気無いときに買えば儲かります。
これが私の馬券に対する信念です。
実際、1頭抜きしたWin1のホンコンジョッキークラブトロフィーは馬券買ってません。
ドゥレッツァ強いのは見えていたけど、単勝1倍台なので見(ケン)しました。
Win5とは直接関係ありませんが、普段の馬券の買い方、考え方を書かせていただきました。
格で予想するのは、理屈で穫れる馬券ですし、予想のブレも無いのでオススメです。
今週のWin5のポイント
- 東京・阪神・函館の3場開催。
- 先週のWin5勝利騎手の内、ルメール・藤岡康太・幸騎手の評価を下げる。(※年間Win5勝利が一桁の騎手の2週連続勝利の可能性は低い)
- 東京、函館で重賞開催なので、阪神競馬場が裏開催扱い。
- GⅢが2レース、オープンクラス、3勝クラスが2レース。
- 今週の組み合わせ数は、1,044,480点。
Win1 阪神10R 3勝クラス 安芸ステークス 考察
このレースは、阪神ダート1200Mで行われます。
まず、このコースで勝鞍のある馬は、
ウナギノボリ【1.0.0.0】
クレド【3.0.1.2】
ファーンヒル【2.1.3.0】
いずれも近走の成績も良く、まずこの馬たちから見ていきます。
まず、ウナギノボリから。
この馬は芝を使われていて、ダート転向初戦が、阪神ダート1200M、2着馬に2馬身1/2差をつけ差し切り勝ち、映像だけ見れば、「強い!」と言いたくなるレースですが、テンの3ハロンが34.9、上がりが36.8かかる前傾ラップの展開、差し切ったのは評価できるが、強いとまでは言えない内容。
続く伊良湖特別も同様なレース。差し切ったのは評価できるけど…というレース。
その辺りの影響か、クラスが上がり、距離が200M伸びてから差しきれない展開が続いてます。
コース替わりで勝鞍のあるコースに戻ってどうか?という評価。
クレドは、この条件の1勝、2勝クラスを連勝、いずれもテンの3ハロンが35.2、35.1と比較的ペースが緩んだレース、先行、差しと自在なレース内容、昇級初戦の安芸Sは、外枠もありテンで置かれて、位置取りが後方過ぎたか?ウナギノボリのような強烈な脚は無いので、この位置からは無理、しかし昇級初戦でこの着順悪くない。位置取り如何で勝ち負けしそう。
ファーンヒルは、3歳時にこの条件連勝、オープンでも馬券内に来る実力馬。2走前陽春ステークス、テンの3ハロン34.4の速い流れを先行勢の直後に位置づけ、直線先頭に立つも、サンライズアムールに差し切られた競馬、なかなか強い内容で、この馬もセレクト。
これ以外でセレクトしたいのがカフジエニアゴンとヴァリアント。
カフジエニアゴンは、前走が秀逸。京都ダートの特徴かも知れませんが、上がりのかかる展開で前崩れの流れを2馬身1/2差で逃げ切り勝ち。
ヴァリアントは3勝クラス【0.1.1.1】前走不良馬場でもあり崩れたが、間隔を取って立て直されば、現級で勝ち馬との着差が0.1、0.4秒差、内枠に入れたのも怖い。
(結論)
⑤ヴァリアント(菱田)
⑥ファーンヒル(川田)
⑫カフジエニアゴン(古川)
⑮クレド(高倉)
Win2 東京10R 3勝クラス 夏至ステークス 考察
パッと見て有力馬があまり思いつかない難解なレース。
現級勢がレオノーレ以外パッとしないこと。
まずは、レオノーレ、前走がゲート内で暴れていて、行き脚つかず後方からのレースになり凡走。
このメンバーでは最上位の実力とも思われ、間隔開けて立て直されていれば…。
オンザラインも成績は良いが、既に3勝クラス11戦目、この馬に賭ける意味を見いだせない。
他の現級勢も同様。
であれば、昇級組の組み合わせで。
タガノエスコート、ギャラクシーナイト、ヴァーサ(昇級初戦組)
(結論)
③タガノエスコート(松山)
④レオノーレ(横山和)
⑧ギャラクシーナイト(田辺)
⑫ヴァーサ(丸山)
Win3 函館11R GⅢ 函館スプリントステークス 考察
3歳馬を除けば、オープン特別か、リステッドのようなメンバー。
振り返りのところに、3歳馬について言及しましたが、それはあくまで、条件戦での話で、斤量が軽いと言っても、古馬別定重賞になると、古馬の見えない壁が存在します。
昨年、イクイノックス、ドゥデュースなど強い世代と言われた現4歳世代の有力馬でも、古馬別定重賞でいきなり勝つ馬は、ほとんど居ません。
逆に言うと、いきなり勝てる馬は、強い証拠なので、その後追っかける価値有りということ。
3歳馬にとって、初の古馬別定重賞は、リトマス試験紙的な存在。
私は、3歳馬全切りします。
こうなれば、格から、トウシンマカオ一点。1枠にも入ったので開幕週の内枠有利にも合致。
(結論)
①トウシンマカオ(鮫島)
Win4 阪神11R オープンクラス 三宮ステークス 考察
このコース阪神ダ1800Mの勝鞍のある馬を見ていくと
キングズソード【2.1.1.1】
メイクアリープ【1.2.0.0】
フィロロッソ【4.2.0.5】
ゴールドハイヤー【1.3.0.3】
エナハツホ【3.0.1.1】
メイショウフンジン【1.1.1.1】
ここから格を考慮していくと、3連勝しているとは言え、昇級初戦のメイクアリープ、エナハツホは評価を下げたい。
フィロロッソは、リステッドのベテルギウスステークスを着差無し、ここは怖い。
キングズソードは、この条件連勝、アンタレスステークスを勝ち馬と0.4秒差、最速上がり、鞍上川田と来れば外せない。
メイショウフンジンもアルデバランステークス(オープン)を勝ち、リステッドの仁川ステークス勝ち、重賞では頭打ちの感あるが、オープンクラスなら。
しかし、買い目の点数の都合上、ここは1点に絞りたい。
鞍上川田に任せます。
(結論)
①キングズソード(川田)
Win5 東京11R GⅢ エプソムカップ 考察
東京芝1800Mで行われる同レース、勝鞍のあるのは、
インダストリア【1.1.0.0】
ショウナンマグマ【1.0.0.0】
ピースワンパラディ【1.0.0.1】
フィアスプライド【1.0.0.1】
ラストドラフト【1.0.0.1】
ルージュアヴェイユ【1.0.0.1】
格で言うと、
前走GⅢダービー卿トロフィー勝ちのインダストリア。
そのレース0.1秒差の2着、GⅡ毎日王冠も0.1秒差2着のジャスティンカフェ。
ダービー卿トロフィーの映像を見るとジャスティンカフェは直線前が詰まり、外に出してから追い出すタイミングが1テンポ遅くなっているので、実際はもう少し差の無い競馬。
昨年のこのレース2着馬ガロアクリーク。
GⅢターコイズステークス勝ち馬と着差無し3着のフィアスプライド。
ガロアクリークは、1年の休養明けで、昨年のエプソムカップは重馬場でのもので評価下げたい。
フィアスプライドも牝馬限定のハンデ重賞、格としては1枚、2枚落ちます。
コース適性、格も備えているインダストリア、コース勝鞍が無いが、そのコースのGⅡ差のない2着のジャスティンカフェで。
(結論)
③インダストリア(ルメール)
⑮ジャスティンカフェ(横山和)
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