リバティアイランドは2冠達成、ソールオリエンスが2冠達成できなかった理由

馬券力をアップさせる豆知識

リバティアイランドと、ソールオリエンス、いずれの馬もデビューから能力があることをレース結果で証明し、桜花賞、皐月賞で後世語り継がれるほどの異次元の末脚を見せて快勝。

そのため、オークス、ダービーで両馬も単勝1倍台の絶対的本命に支持されました。

が、しかしオークスでは、リバティアイランドは、後続に6馬身差をつけて圧勝、その力を存分に見せつけましたが、ソールオリエンスはダービーでその末脚は不発、皐月賞2着のタスティエーラがダービーの栄冠を掴みました。

なぜ、このような差が出来てしまったのか、レース映像だけでは、測りきれない展開、レースペース、馬場の違いから私なりに検証していきます。

リバティアイランドの桜花賞の評価

映像で見ると、前述の通り、リバティアイランドの桜花賞、ソールオリエンスの皐月賞、いずれも、異次元の末脚で快勝で、3歳牡馬、牝馬戦線とも3冠確定というような話も囁かれてましたが、レースペース、馬場を考えると全く違う評価で、2つのレースを見ていました。

ちなみに、私が当ブログに書いていたオークスのWin5の予想記事から抜粋します。

さて、オークス、現在1番人気は、1.5倍と圧倒的人気のリバティアイランド。

この馬が、崩れる要因は無いのか?と考えましたが、前走の桜花賞、前残りの競馬、まず通常であれば、コナコーストの勝ちというレースをまず、届かなさそうな位置から差した異次元の脚。

この世代の牝馬では1頭能力が抜けていると言わざるを得ません。

この桜花賞が終わってのステップレースも見ましたが、この馬に勝てそうな馬は、居ません。

弊ブログ「Win5予想(オークス)2023/05/21」から

詳しく桜花賞を見ていくと、良馬場発表で、前半3ハロン34.0秒、上がり3ハロン34.5秒これだけ見れば平均ペースとも言えるが、結果は先行していたコナコーストが2着、ペリファーニアが3着、先行勢を前にみていたハーパーが4着前残りのレース。

この流れを追い込んで届かなさそうな位置から、しっかりゴール前測ったように差し切ったこの馬の能力は3歳牝馬の中では図抜けている存在。

オークスであれだけの圧勝劇を見ても、納得するくらい強いと思ってました。

ソールオリエンスの皐月賞の評価

皐月賞でも、ソールオリエンスは、全身バネのような異次元の脚で後続を差し切り、やはり、京成杯の勝ちっぷりは本物だった!と映像だけを見るとそう思えるのですが、

皐月賞の後のTwitterで私はこうつぶやきました。

私は皐月賞で一番強い競馬をしたと見たのはタスティエーラでした。

それは重馬場での超ハイペース(前半3ハロン35.1秒という殺人的ペース。)と実際、着順を見ても前崩れの競馬(3着のファントムシーフは4コーナー10番手、4着のメタルスピードは4コーナー8番手、5着のショウナンバシットが4コーナー4番手、以降9着まで4コーナー2桁番手の馬で占められている)で、差し切ったソールオリエンスに一定の評価は出せるけど、重馬場が合っていたとも言えなくも無し、展開に恵まれていたとも言えなくも無い。

このキツイペース、馬場を先行して勝ちに行った競馬をして負けたタスティエーラが一番強い競馬だったと見てました。

ですので、この展開で差しきれなかった馬たちは、全く評価してませんでしたし、先行して潰れた馬たちはノーカウント。

3着のファントムシーフも、皐月賞で落鉄していたと言われてましたが、共同通信杯の映像を見て、前々の流れで、うまく向こう正面でタスティエーラを馬群の中に外から蓋をしたルメールさんの技で勝っただけで、位置取り如何で着順がどうにでもなるレースと見てタスティエーラが上と見ていました。

ダービー前のツイートがこちら

時間間に合わず、Win5は買ってませんでしたが、予定にしていたのはソールオリエンスとタスティエーラの2頭。

ダービーの馬券はこんな恥ずかしい馬券を買いました。

普段は単勝とワイド1点勝負してるのですが、ソールオリエンス+タスティエーラのワイドは安過ぎて買えず…。単勝もどちらか絞りきれず…。

(後から考えれば、迷っているならオッズの高いタスティエーラの単勝買っとけば良かったですが)

ダービーの結果

ダービーもパクスオトマニカが大逃げを打ちましたが、2番手以降はスローの流れで、皐月賞とは真逆で先行馬有利の流れも相まって、先行して直線抜け出したタスティエーラがクビ差残して第90代ダービー馬の栄冠に輝きました。

その展開が向かなかったソールオリエンス、ただし、3.4着馬とハナ、ハナ差ですし、最速上がりは4着のベラジオオペラで、展開が向いても結果は違っていたかも知れません。

結果論と言われるかも知れませんがソールオリエンス1強では無いのは、このダービーで証明できたと言えるのでは無いのでしょうか?

ダービーの日に仕事が立て込んで、予想記事にこれらのことを書いていたのですが、Win5の締め切り時間に間に合わず、未完の記事が当ブログの下書きに残っています。

しかし、今更ダービー時のWin5の予想記事を書いても仕方ないですし、みなさんの参考になればと、レースの評価、前走比較の方法の例として、記事を書き上げました。

最後に、まとめます。

展開から見るレース評価の方法

  • 前崩れの展開(着順上位が差し、追い込み馬が占める)は、先行して最上位の馬を評価する。
  • 前残りの展開(着順上位が逃げ、先行馬が占める)は、差し、追い込み馬で最上位の馬を評価する。

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