GⅡ 京都新聞杯 予想

今週の重賞レース予想

関西でのダービーの最終切符である、GⅡ京都新聞杯が、5月5日(土)の子供の日に行われます。

因みに、京都新聞杯は、青葉賞や来週行われるプリンシパルステークスのように1着馬、2着馬などにダービーの優先出走権は与えられません。

1、2着馬は賞金が加算され、ダービーには出走しやすくはなります。

まずは、過去10年のデータを検証して傾向を探っていきます。

京都新聞杯 過去10年のデータからわかる傾向

過去10年と言っても、京都競馬場が改修工事でつい先程までクローズされてましたので、改修前の2020年までの8年分のデータから傾向を探ってまいります。

勝馬の単勝人気は、1番人気、2番人気が2勝、3番人気、4番人気が1勝ここまでが上位人気で、あとは7番人気、11番人気が各1勝と、そこそこ上位人気は頼りになる印象。

京都競馬場開催の、過去8年の勝馬の単勝人気は、1番人気から3番人気までの上位人気馬が5勝で信頼を置ける。

前走は、重賞が4頭、1勝クラスが4頭で、1勝クラスに関しては3頭が前走勝利。重賞は毎日杯が2頭いて、2頭とも勝利、あとは皐月賞と共同通信杯でそれぞれ10着。

京都競馬場開催の、過去8年の勝馬の前走は、1勝クラスまたは重賞、1勝クラスの場合は勝ちが条件、重賞は毎日杯組は勝利が条件、他の重賞は惨敗からの巻き返しも有り。

上がりの脚に着目すると、勝馬は、最速上がりを記録した馬が4頭、2位、3位を含めると6頭で決め手のある馬を中心に据える。

京都競馬場開催の過去8年の勝馬の上がりタイムは最速が4頭、3位までに広げると6頭も居て、決め手のある馬を中心に予想する。

続いて馬券内の馬に広げて見ていきます。

単勝人気は、1番人気が4頭(16.6%)、2番人気が4頭(16.6%)、3番人気が2頭(8.3%)で1番人気から3番人気までの上位人気馬が壊滅したレースは1回のみ。

京都競馬場開催の過去8年で単勝1番人気から3番人気までの上位人気馬が一頭も来ないケースは1回のみで信頼が置けるので、馬券の軸には最適。

前走を見ると、重賞、オープンクラス、1勝クラスまで。

重賞、オープンクラスに関しては前走着順はこだわらなくていいですが、1勝クラスは、馬券内の馬の半数である12頭の内、前走が連対した馬が10頭居ます。

京都競馬場開催の過去8年で馬券内に来た馬の前走は、1勝クラス以上のレース。1勝クラスの場合は連対したことが条件。

配当を見ると馬連万馬券が1回(15,710円)、3連複が万馬券が3回(16,100円、25,360円、42,640円)3連単の10万馬券が2回(218,430円、269,100円)と比較的堅めの重賞である。

京都新聞杯 有力馬考察

①オメガリッチマン(横山典)

4走前阪神芝1800M未勝利戦勝ち、中山芝2000Mオープンクラスを大敗、GⅢ京成杯を勝馬と0.4秒差、GⅢ毎日杯を勝馬と0.5秒差。

②マイネルラウレア(和田)

阪神芝2000M新馬戦、スローペースの中最速上がりで差し切り勝ち、中京芝2000Mオープンクラス、スローペースの中最速上がりで差し切り勝ち、GⅠ皐月賞は惨敗。

③ドットクルー(岩田望)

福島芝1800M新馬戦勝ち、2走前阪神芝1800M1勝クラス勝ち、GⅢ毎日杯を勝馬と0.2秒差。

⑥サトノグランツ(川田)

2走前阪神芝1800M未勝利戦、阪神芝2400M1勝クラスを連勝。

⑦ダノントルネード(西村)

新潟芝1800M新馬戦、スローペースの中最速上がりで差し切り勝ち、阪神芝1800M1勝クラスを勝馬と0.2秒差、阪神芝2000M1勝クラスを勝馬と0.2秒差。

⑫リビアングラス(鮫島)

2走前中京芝2000M未勝利戦、道中後方から捲り勝ち。阪神芝2000M1勝クラス勝ち。

京都新聞杯 最終結論

前述のデータ通り、前走が重賞、オープンクラス、そして1勝クラス連対馬に絞って考えていきます。

頭数少ないので細かく見ていきます。

まず、前走重賞組から、オメガリッチマンからですが、2走前あの皐月賞の豪快な勝っぷりが後世まで語られそうなソールオリエンスが、4コーナーで外に飛びそうになりながら後方を千切ったレースの2着。

2000Mの前半3ハロンが37.6秒とかなりのスローペースでそこを上がり3位の足で0.4秒差の2着は悪くはありません。

次走はドットクルーも出走していた毎日杯、1800Mのレースを前半3ハロンを35.0秒の平均ペース。

直線は各馬一斉にヨーイドン!というレースで、オメガリッチマンは内枠が響いて前が詰まってしまい、ほとんど追えず、前が空いた途端に前の馬を交わしていたので、勿体ないレース。外にいて前に着けれていたドットクルーが有利なレース。

マイネルラウレアは新馬戦、超スローペースながら最後方を追っつけ追っつけでのレース、絶対届かなそうなところから、最後の100Mが加速ついて交わした印象的なレース。

次走の若駒ステークスもスローペースを最後方から、このレースも最後の100Mから加速してギリギリ前を捉えて1着。

こういうレース振りなので、重馬場で超ハイペースの皐月賞は大敗も仕方ないと思います。

良馬場に戻って、外回りコースで、巻き返しは有ると思います。

しかし、東京や新潟など直線の長い広いコースを得意にするタイプに見受けられます。

続いて前走1勝クラス組からサトノグランツ。前走のゆきやなぎ賞、4コーナー手前から騎手が追っ付け通しでこの手応えで前交わせるの?という感じでしたが外から来た馬と併せ馬の形になって、ようやく伸びてそのまま勝ったレース。強いのか、弱いのか、微妙。

ダノントルネードの前走はきさらぎ賞を勝ったフリームファクシが勝利した中京芝2000M1勝クラス。先に抜け出したフリームファクシを直線外目から追って来るも脚色が同じになり差を詰められず2着。

前走も1勝クラスを2着で能力はあるけど相手なりに走るタイプか?

最後にリビアングラス、前走は阪神芝2000M1勝クラス、前半3ハロンを36.3秒、上がり35.3秒で逃げ切り勝ち。直線でもムチを入れられると再度伸びていましたし、ついていった先行馬は直線脱落したので、良い競馬だと思います。

そして、最終的に取り上げたいのは、重賞組からは、最内枠が得意な典さんが鞍上のオメガリッチマン。直線で上手い鞍上の捌きに期待。

他の馬たちが、器用な競馬が出来ないタイプに思えるので、器用そうなリビアングラスに期待します。

(最終結論)

①オメガリッチマン(横山典)

⑫リビアングラス(鮫島)

ワイド①-⑫

単勝①

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