レース展開での不利のあった強い馬を見つける(その4)

レース展開での不利があった強い馬を見つける

レース展開での不利のあった強い馬を見つけるというテーマでお届けしている記事の4パターン目

このパターンも人気の盲点になりやすい馬達で、テレビやラジオでの競馬解説者が話しているのをまず聞いたことが無い、破壊力のある穴馬も見つけられるそんな法則です

この後詳しく紹介します

道中、一旦下がって巻き返してきた馬

この道中、一旦下げて巻き返してきた馬ですが具体的に書くと、競馬新聞で道中の位置獲りを⑩⑩⑩⑩ー④とか書いていますよね

1コーナー、2コーナー、3コーナー、4コーナーそして最終着順を現していますが、中にこういう馬がいます

目撃頻度はかなり少ないですが、⑤⑩⑩⑩ー④のような位置取りをした馬です

理由として考えられるのは、道中前が詰まって、下がってしまったけど、改めて差してきた

掛かって前に行ってしまい、騎手が抑えて下げて、そこから直線差して順位を上げた…など

こういう位置取りで、勝馬と1.2秒差までに来た馬をセレクトします

この一旦下げての位置取りと、最終着順が良い馬ほど、評価が高くなります

極端なレースをした馬ほど良いと言う事です

このパターンの馬をRパターンと呼びます

この「R」は、リカバリーのRです

Rパターンでの選択例(2020年秋華賞)

ちょうど、この記事の前回の記事が今週日曜日に迫っているビクトリアマイルの事前予想をしているのですが、そこで出てきた軸馬候補の1頭であるマルターズディオサも、出走した昨年あの無敗の牝馬デアリングタクト3冠レースの最終章である2020年の秋華賞でのミスニューヨークがまさしく、このRパターンの馬です

この秋華賞は「レース展開での不利のあった強い馬」の宝庫です

是非、前回の記事「2021ビクトリアマイル事前予想」もご覧ください

さて、ここからはミスニューヨークに絞って見ていきます

引用:JRA-VAN

この時の京都競馬場、コース内側の芝がかなり荒れていて、結構外外を捲り気味に来た馬達に中に閉じ込めらて、位置取りが最後方近くまで下がったところから直線を指してきて、勝馬デアリングタクトから0.9秒差5着

Rパターンで選択です

その後のミスニューヨークの戦績です

エリザベス女王杯こそ10着でしたが、条件戦を2着、1着でした

本当はもっと穴馬を紹介したかったのですが、なかなかRパターンの馬が見つからないので、ミスニューヨークを紹介しました

GⅠで5着した馬だから条件戦なんて楽勝でしょ?と意見する方もいるでしょうけど、そうでもありません

実際、秋華賞3着のソフトフルートはその後の条件戦を5着、5着(2021年5月13日現在)こういう馬以外と多いのです

展開に恵まれた着順上位の馬を次走切ってしっかり馬券を取るためにも、こういう見方は重要です

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