みなさん、Win5楽しんでますか?
Win5は、JRAが指定する5レースの単勝を全て的中させる馬券です。
年に数回は、的中票数が1票という回があったり、今年1月に的中票数無し、つまりキャリーオーバーが発生し、競馬界も沸きましたが、そのくらい的中が困難な、JRA最難関馬券と誰もが認める馬券種です。
的中票数が1票ということもあるので、Win5の売上を独り占め出来るという馬券を買う人間からすると夢のようなストーリーが実現可能です。
※Win5を的中票数1票で的中できても、JRA様からの控除率30%を引いた金額が払い出されます。
なかなか的中できない馬券種であるが故、リーチでドキドキするのも良いですが、やっぱり的中しないと楽しくないですよね。
ただ、Win5の的中というゴールの前には、大きな壁があります。
それは、オープンクラス、リステッドクラスのレースです。
多くのWin5erのみなさんには、共感いただけると思います。
Win5的中への大きな壁、リステッド、オープンクラス

直近のWin5でも、オープンクラス、リステッドクラスでは上位人気とは言えない単勝4番人気以降の馬の勝利が目立ちます。
こちらは2024年12月28日から2025年6月8日までのWin5勝ち馬のレースと単勝人気の一覧ですが、オープンクラス、リステッドクラスの単勝4番人気以降の勝ち馬を赤で囲みました。
ここ5週のWin4がすべてオープンクラス、リステッドクラスですが、勝利したのは4番人気、6番人気、8番人気、10番人気、7番人気と人気薄が5週連続勝利。
そのためにWin5的中を穫り逃がしたという方も多いのではないのでしょうか?
なかには、14番人気、そして年間のWin5でも最低人気の15番人気の勝利まであります。
前述のキャリーオーバーが発生した2025年1月19日もオープンクラスでの単勝14番人気の勝利。
これがキャリーオーバーの大きな要因の一つと考えられます。
オープンクラス、リステッドクラスが難しい理由
では、もう少し長い期間でオープンクラス、リステッドクラスの勝ち馬を深堀りしてみましょう。
過去1年間のWin5全体、リステッドクラス、オープンクラスの単勝人気別の勝率を並べてみます。

ご覧の通り、リステッドクラス、オープンクラスの単勝1番、2番人気の勝率がWin5全体に対して大きく見劣り、下位人気、特に9番人気、11番人気、14番人気、15番人気は逆に高い。
この条件戦と、オープンクラス、リステッドクラスの上位人気勝率の差の原因としては、以下のことが考えられます。
新馬、未勝利から3勝クラスまでの所謂条件戦では、下級クラスから勝ち上がってきた、出世が遅れている素質馬が人気して勝利したり、元々のそのクラス馬、つまり現級馬でも何度か馬券内に入ることのできる実力馬が人気通り勝ち上がるケースが多い。
ですので、比較的条件戦は、堅く収まる傾向にあります。
それがこの数字に繋がっております。
しかし、条件戦を勝ち上がった馬たちは、この出走を縛る条件が勝利数ではなく、獲得賞金順に変わります。
事実、重賞に出走したくても、獲得賞金が足りずに出走除外される馬も多くいます。
そうなると、オープンクラスをGⅠから順に考えていくと、最下層のオープンクラス、そしてすぐ上のリステッドの馬は、オープンクラスで勝てていない馬たちの集まりになっていきます。
馬柱を見ても、前5走で馬券内に入ったことが無い馬たちが出走するレースが多くなりがちです。
そういう馬たちと比較すると、条件戦を順調に勝ち上がった馬が馬柱もきれいなので、自然と人気を集めていきます。
実は、これが、オープンクラス、リステッドクラスが難しくなる原因です。
この条件戦を勝ち上がった馬が、オープンクラス、リステッドクラスで勝てないからです。
条件戦とは違い、人気した昇級初戦馬が勝てないから難しくなるわけです。
オープンクラスの壁はしっかり存在します。
これもデータで見てみましょう。

こちらは、2024年6月から2025年5月までのWin5該当レースで3勝クラスからの昇級初戦馬の各クラスでの成績です。
オープンクラスでは【2.9.1.36】勝率4.2%
リステッドクラス【0.3.2.25】勝率0%
GⅢ【3.3.3.33】勝率7.1%
GⅡ【0.2.1.7】勝率0%
GⅠ【0.1.0.4】勝率0%
驚きの結果じゃないですか?
135頭出走でわずか5勝のみ。勝率に直すと3.7%。
こんなにも勝てないのです。
これらの馬をWin5で買っていたり、単勝や3連単の軸にしていませんか?
オープンクラス、リステッドクラスで買うな!危険な人気馬
また、昇級初戦馬を単勝人気順で見てみます。

わかりやすいですね。
勝利したのは、単勝1番人気のみ。
そして、単勝1番人気の勝率(20.8%)も、Win5全体の単勝1番人気(25%)より低くなりますので、信頼性は低くなります。
また、これらの馬の中には重賞(GⅢのみ)も含まれるので、3勝クラスからの昇級初戦馬にはあるデータが存在します
単勝2番人気以下の3勝クラスからの昇級初戦馬は消し
これで、オープンクラス、リステッドクラスでの危険な人気馬は消すことが出来、その代わり他の馬に点数を振り向けることで、Win5的中の確率は高まります。
「いや、それでも、単勝10番人気以降の普通では買えない馬が勝つこともあるけど、どう買えばいいのですか?」という疑問が生じることでしょう。
しかし、大丈夫です。
過去半年間の単勝10番人気以下のWin5勝ち馬の内、9頭中7頭を的中させたデータ
今回お伝えしたデータは、私が普段のWin5予想で使っているデータの内のほんの一部です。
このように、Win5買い目を絞る10のデータがあります。
この10のデータは買える馬データと消せる馬データがあり、その内の買える馬データは、
過去半年間のWin5の単勝10番人気以下の勝ち馬9頭の内、7頭を的中させています。
これらのデータを使い、毎週のWin5を分析して、予想記事を書いております。
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